外に出たからこそわかる。会社の安定性が大事であること
実は私の経歴は少し変わっているんです。初めて入社したのは20歳の頃。その後10年間勤務していましたが、仕事をしていく内に、『トラック運転手になりたい』という夢が捨てきれず、社長にその思いを伝えて転職しました。しかしそのタイミングでリーマンショックが起こったのです。100あった荷物が、日に日に減っていき、時に10や20ということも。こんなに急激に仕事が減るものなのかと驚きました。当然給料は下がり、不安は大きくなります。この時に初めて知立衛生の安定性を実感し、「もう一度働きたい!」と、再び社長に連絡しました。「わかった、それならもう一度面接から」と言われ、面接を受け、正式に採用。2度目の入社が叶いました。あの時は本当に嬉しかったですね。
お客様との信頼関係あっての仕事。「ありがとう」の言葉が仕事のパワーに
現在は、浄化槽の清掃や、企業のゴミ収集を主に担当しています。バキュームカーに乗って、一般家庭や企業の浄化槽を清掃して処分場に運びます。1日に一般家庭で10~12軒、企業で2社ほどまわります。特に一般家庭では、お客様が留守の際に敷地内に入ることもありますが、そのように作業を任せていただけるのは長年の信頼関係があるからこそだと思います。決して“キレイ”な仕事ではありません。特に夏場の仕事はとても厳しいです。それでも、「ご苦労様、いつもありがとう」と言ってもらえるのは嬉しいですし、仕事のやりがいも感じます。仕事に向かう時に心がけていることは、お客様との信頼関係を大事にすること。これまで先輩たちが築いてきたものを大切に守っていくことも私たちの役目です。お客様に対しての言葉遣いや態度、仕事の丁寧さや正確さには細心の注意を払っています。
お互いに助け合うのは当たり前。いい人間関係が良い仕事につながる
日常業務の中では、トラブルも発生します。清掃中に不具合が起こった時は、できる限りその場で対処しなければ、お客様の生活に支障をきたしてしまいます。そのため予定していた時間内に作業を終えることができず、約束している次のお宅に伺えなくなることも。そんな時は、同僚に連絡をすると、スケジュールをやりくりして、誰かがすぐに駆けつけてくれます。困った時はお互い様!という姿勢が当たり前で、誰もが快く助けてくれる、良い社風だと思います。自分も中堅になってきて、後輩を指導することも増えてきました。仕事のノウハウだけでなく、心構えの部分や社風も伝えていきながら、私自身も共に成長していきたいと思っています。
思いやりの気持ちにあふれた働きやすい環境
再び当社で働くようになって10年が過ぎますが、景気に左右されない強さを痛感しています。加えて、一度は自分の夢を追いかけたいという思いを理解してくれ、再び戻ってきた時にも受け入れてくれた社長の懐の大きさは、当社の良さのすべての根幹だと思っています。母親のように見守ってくれますし、本当に人を大切にしてくれます。だからこそ長く勤める社員が多いですね。私自身も父の介護と仕事を両立させながら働いていた時期がありましたが、定時に仕事を終えて、週に2日、必ず施設へ会いに行く時間がとれました。何かあれば家庭のことであっても、社長が快く相談にのってくださり、精神的にも落ち着いた日々を過ごせたことに、深く感謝しています。社長への恩返しではありませんが、今後は会社のために自分ができることを全力で取り組んでいきたいと思っています。
一日の流れ
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7:30
出社
敷地内にある社員寮から出勤。所要時間は徒歩で30秒!
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8:00
始業
10分前にラジオ体操を行い、社内打ち合わせの後、浄化槽の清掃へ向かいます。
午前中は5軒~6軒程度まわります。 -
12:00
昼食
会社に戻って、食堂でランチ。
味は絶品ですし、選べる楽しみもあるので毎日わくわくします。
費用は会社が全額負担なのもありがたいです。 -
13:00
午後の業務
社内での打ち合わせの後、再度浄化槽の清掃へ。
午後も5軒~6軒程度まわります。 -
17:00
終業・帰宅
日誌を書いて業務終了。
ほぼ毎日決まった時間に帰宅するので、生活リズムも整います。